バクニン省五戸寺梵鐘
平和祈念式典
Lễ Cầu Nguyện Vì Hoà Vình - Hữu Nghị
Trước Chuông Chùa Ngũ Hộ

 

2012年917日、バクニン博物館の梵鐘の前で平和祈念式典が行われ、梵鐘のベトナム返還の功労者である渡辺卓郎弁護士(89)がご高齢にもかかわらず訪越し参加されました。渡辺氏にとっては34年ぶりの鐘との再会です。五戸寺の住職は博物館に到着するや感極まって涙を流し、非常に感動的な一場面もありました。渡辺氏はじめ日越友好協会の方達の平和祈願のスピーチの後、200人以上の参加者全員が鐘をつき、日越友好・平和のシンボルである鐘の音を響かせました。博物館での式典後、もともと鐘のあった五戸寺には、実物大の鐘の写真が印刷された布が納められました。

   
バクニン博物館(Bảo Tàng Bắc Ninh
撮影:2012年9月17日
 
 


   
五戸寺梵鐘
(鐘の高さは1mほど)
 
 


        
式典が始まる前、鐘によりそう渡辺氏          にこやかに談笑する渡辺卓郎弁護士と住民達  


   
住民達に温かく囲まれ、インタビューに答える渡辺氏  


   
博物館に到着した五戸寺の住職(尼僧)  


   
 鐘を前に、涙を流す住職  


 
握手を交わす   



        
 鐘をつく前に合掌、ついた後で平伏する。34年前にこのつき方を初めて見た渡辺氏は、
「いかにベトナム人が鐘を大切にしているかが伝わってきた。」と話す。


 
鐘の後ろには友好平和祈念式典と記された垂れ幕   


       
五戸寺に納められる、鐘が印刷された布  全ての参加者が鐘をつく 


 
五戸寺(Chùa Ngũ Hộ)
五戸寺は、バクニン博物館から車で10分、
静かなカウ川(
Sông Cầu)のほとりに建つ 
五戸寺の本堂の前で、渡辺氏を待つ人々 


        
五戸寺の”五”
鐘がつくられた年である1828年を示す
”明命玖年”が記されている。
グエン朝第二代皇帝明命(ミンマン)帝の九年の意。
 
美しい龍の吊り環 





 バクニン省五戸寺梵鐘トップページへ戻る



ハノイ歴史研究会トップページへ
 このページのトップへ



Copyright (c) 2011 Hanoi Rekishi Kenkyukai All Rights Reserved



inserted by FC2 system