バナナ

Chuối

 
 撮影:2013年5月24日
場所:民族学博物館、ハノイ

 

バナナが実をつける様子はハノイ市内でもよく見られます。バナナはじつは木ではなく、多年草です。木のように見える部分は、“仮茎”と呼ばれる茎で、柔らかい葉が重なり合ってできています。
 花は、垂れ下がった赤紫色の苞に包まれています。苞が一枚一枚外側にめくれると、中から花や実が見えてきます。雌花、雄花、中性花があり、茎に近い方に雌花が咲き、実をつけます。葉は大変長くて大きい楕円形で、成長すると、裂けてきます。
 ベトナムでは、バナナの花(赤紫色の苞の部分)はサラダに使われ、また未熟な果実は肉や魚などと一緒にライスペーパーで巻いて食べます。未熟なバナナの独特な渋みが、料理の味をひきたてるようです。また青いバナナはお供え物に使われます。


     
苞の間に花がある。花は横に8つ位、2段に咲く。
撮影:2013年7月5日
場所:民族学博物館、ハノイ
 


      
 苞が一枚一枚めくれて、その間に実ができる。
撮影:2012年7月10日
場所:メーリン、ハノイ
実は上の方に成る。
撮影:2012年6月3日
場所:バクザン 


   
 ものすごい数のバナナが成っている。
撮影:2013年7月5日
場所:民族学博物館、ハノイ
 


     
 撮影:2013年5月24日
場所:民族学博物館、ハノイ
ベトナム人の家の祭壇。
お供え物には青いバナナが使われる。
撮影:2011年10月11日
場所:ベトナム人宅、ハノイ
 


 
ジャライ(Gia-rai)族の御霊屋(みたまや)のまわりには、
バナナが植えられている。
撮影:2013年5月24日
場所:民族学博物館、ハノイ
 
 


 
 様々な種類のバナナが売られる市場
撮影:2007年12月7日
場所:1912市場、ハノイ
(ハイバーチュン通りとリートゥオンキエット通りの間にあった1912市場は、
2009年に撤去された。跡地は、19 Tháng 12通りとなっている。)
 

   
   



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