ブオイ
Bưởi
(和名 ザボン)
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寺には、しばしばブオイの木が植えられている。
撮影:2012年12月17日
場所:ホエニャイ寺、ハノイ |
ベトナムで最もよく食べられる果物の一つで、ハノイでは、ブオイの木は寺院などのほか、ハノイ城やホーチミンの家などに多数植えられています。ハノイでは、旧正月が明け、ムアフン(mưa phùn)と呼ばれる霧雨が降る3月頃に白い花を咲かせ、夏から秋頃実は大きくなります。実は、果物として食べるほか、サラダに使ったり、絞ってジュースにしたりします。房と皮の間の白い部分を使ったチェー(甘いデザート)もあります。皮は髪にツヤを与えると言われ、香りもよく、沸かした湯に入れて髪を洗ったりと余すところなく利用されます。花は香りが強く、お茶や葛粉(bột sắn dây)の香りづけに使われます。ビタミンC を初めとしたビタミンを豊富に含むほか、様々な薬効があり、痩身にも効果があるなどとも言われます。
ブオイは種類がいくつかあり、主な産地はベトナム南部で、中秋節の頃から美味しくなると言われます。北部産としては、ハノイのジエン(Diễn)村の、“ブオイジエン”と呼ばれる種類があり、テト(旧正月)の少し前から出回り、香り豊かで、味は酸味のあまりない甘いタイプです。収穫後長く置くほど美味しくなると言われます。南部産には“ナムゾイ(Năm Roi)”、“ザーサイン(Da Xanh)などがあります。ナムゾイは、あまりに美味しくて盗んでしまった人が、5回鞭(ナム=5、ゾイ=鞭の意味)でたたかれたという話が名の由来となっているそうです。
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豊かな香りを放つブオイの花
撮影:2014年3月7日
場所:バッタップ寺、ハノイ |
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花弁は肉厚
撮影:2014年3月7日
場所:バッタップ寺、ハノイ |
花が散って
撮影:2013年3月24日
場所:ハノイ城 |
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ブオイの小さなかわいらしい実ができ始める。
撮影:2013年3月23日
場所:ハノイ城 |
大きくなった実
撮影:2012年6月17日
場所:ハノイ城 |
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黄色く熟してきた。
撮影:2012年11月17日
場所:ホーチミンの家、ハノイ |
ほかの柑橘系同様に、葉柄部分の左右に翼があり、
葉が二段になっているように見える。
撮影:2013年3月20日
場所:ハノイ城 |
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ハノイ城には、多数植えられている。
撮影:2012年12月10日
場所:ハノイ城 |
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自転車のブオイ売り
その場であっという間に
外側の皮をむいてくれる。
撮影:2013年8月19日
場所:旧市街、ハノイ |
中秋が近づくと、ブオイ売りが出始める。
上手にむいた皮と共にディスプレイ。
(2014年の中秋節は9月8日)
撮影:2014年8月22日
場所:ラックロンクアン通り、ハノイ |
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ブオイは中秋節の飾りに使われる。
果肉で作ったウサギ(左奥)や、
花のように皮をカッティングしたブオイ(右手前)
撮影:2012年9月28日 場所:ホアンジエウ小学校、ハノイ |
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ブオイの皮を乾かす様子
撮影:2014年4月1日
場所:トゥイクエ通り、ハノイ |
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ハノイの果樹へ
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