ビロウ属

Cây Cọ

 
道路の中央分離帯によく植えられている。
こちらは株立ち。
撮影:2013年8月5日
場所:ヴァンカオ通り、ハノイ
 

 

ハノイで大変よく見られるヤシ科の木で、掌を広げたような形の葉の中央付近まで裂け目がはいり、葉はそこから折れて垂れ下がります。34月頃クリーム色の花が咲き、その後、光沢のある黒っぽい色の実をつけます。市内の公園やホテル、街路、緑地帯など至る所に植えられ、南国らしい景観を与えています。Cây Cọ は、タイーTày族などの少数民族の高床式家の屋根に使われたり、ノン笠の材料としても利用されているようです。

 

   
花序
撮影:2014年3月25日
場所:動物園、ハノイ 

撮影:2014年4月6日
場所:動物園、ハノイ 


 
 撮影:2012年9月6日
場所:動物園、ハノイ
1.5㎝ほどのツヤツヤした実。
グリーンから、熟すと黒っぽい色になる。
撮影:2014年8月18日
場所:キンマ通り、ハノイ 


     
 葉は、中ほどまで裂け、更に先端が二つに裂けている。
撮影:2014年8月4日
場所:ダイウーホテル、ハノイ
団扇のような形の葉
撮影:2014年5月27日
場所:トゥーレ湖畔 


   
”ベトナム名: Cây Cọ Kè、 学名:Livistona cochinchinensis”が記された木。
樹高は10m近い。
撮影:2013年5月28日、場所:ホーチミンの家、ハノイ
 


   
 樹高5mほど
撮影:2013年7月24日
場所:動物園、ハノイ
 


 
 樹高3mほど
撮影:2014年8月20日
場所:民族学博物館、ハノイ

 


   
Cây Coの中でも葉が大変大きいタイプ。
葉の半径は1mほど、葉鞘には棘がある。
撮影:2014年8月22日
場所:タイー族の家の横、民族学博物館、ハノイ 
 タイー(Tay)族の家
屋根には、Cây Cọ(左写真)の葉が使われている。
撮影:2014年8月20日
場所:民族学博物館、ハノイ







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