大統領府 Phủ Chủ Tịch
大統領府は、フランス領インドシナ総督のポール・ドゥメール(Paul Doumer 総督在位1897~1902)の指令により、総督官邸として建設されました。インドシナにおける植民地政府の権力を誇示する豪華な建築物でした。デザインしたのはヴィルディウの部下だった建築家シャルル・リヒタン・フルデール(Charles
Liechten Friedel )で、4年の歳月をかけて1906年に完成しました。イメージしたのはフランスの地方のシャトー(城)と言われています。ネオクラシック様式で、オペラハウスはじめハノイに多く残されている建築様式です。4階建てで30の部屋を有し、部屋ごとに違ったスタイルをしています。この建物にホーチミンが住むことはありませんでしたが、500名近い各国の代表と面会をしています。現在は国賓を迎え謁見する場として使用されており、内部は一般公開されていません。隣接するホーチミンの家と共にホーチミン史跡区として指定され、建物の外観のみ見学できます。
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