民族学博物館(ベトナム・ハノイ)
コー族
Người Co
コー族は、オーストロアジア語系モンクメール語グループに属し、人口約3万人、主にクアンガイ省のチュオンソン山地に居住しています。
カイーネウ Cây nêu :
カイとは木など細長い物につける類別詞で、ネウは「掲げる」という意味で、コー族の最大の祭礼である、水牛を生贄にする祭礼に使われます。カイーネウは、五穀豊穣を願い、天と地(精霊と人間の世界)を結ぶために大変高く作られます。通常13~15mの高さで三つの部分から成り、竹や木で作られた鳥や花の装飾が掛けられています。このカイーネウはもともと13mの高さがありましたが、展示の都合上、下の部分は壁際に展示してあります。
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コー族のカイーネウ
撮影:2013年4月5日
場所:民族学博物館、ハノイ |
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一番上の部分
鳥が吊り下げられ、
人の姿のような絵も見られる。
撮影:2013年4月5日
場所:民族学博物館、ハノイ |
下の部分の装飾。
鳥が飛んでいるかのように飾りつけられている。
撮影: 2012年5月10日 場所:民族学博物館、ハノイ |
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