ココヤシ
南の島のシンボルともいえるココヤシは、ハノイでも公園などで見かけます。大きいものでは樹高30mほどにもなると言われますが、ハノイでは10~20mほどの木が見られます。様々な種類があるヤシの木の中で、ココナツの実をつけていれば一目でココヤシだとわかりますが、幹がやや傾斜しているのも特徴です。花は、雌雄同株で、雄花が先に、雌花が後から咲きます。 ココヤシは昔から、熱帯地域の飲料水として重要な役割を果たしてきましたが、ココナツジュースは、現在も道端のカフェなどでよく飲まれます。これは若いココナツに多く含まれる“胚乳液”で、熟すと固まってきて果肉が多くなるのだそです。 ベトナムではココヤシは、主に海沿いに多く植えられていますが、南部のベンチェー省が最も有名です。ベトナムにおけるココヤシの用途は、ジュースとして飲むほか、砂糖漬け(Mứt dừa)やキャンディなどのお菓子、葉は、屋根を葺いたり箒(ほうき)などに使われ、内側の殻からは工芸品が作られます。
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