ドゥオンラム（唐霖）村

モンフ（Mông Pḥu）門とその周辺

ハノイ中心部から車で約1時間、ソンタイのバスターミナル方面からの道とホーチミンの道（đường Hồ Chí Minh）が交わる三叉路を過ぎたらすぐ左に入り、のどかな田園の中の道を進むと間もなくモンフ門に到着します。      

牛が草を食むのどかな風景が広がる。	田んぼの中に、十字架を掲げた沢山の墓所。 ドゥオンラム村はキリスト教徒が多いよう。
撮影：2012年12月16日

　モンフ門の手前には、お寺や村人の休憩所があります。

田んぼの中にぽつんと建つオン寺（Chùa Ón）	集落の門の外に設けられている クアン（Quán）と呼ばれる休憩所。 農作業の合間や、夜、村の門が閉まった後、 旅人などが休む所。
撮影：2012年12月16日

モンフ門 （Cổng Mông Phụ）

　以前は（20世紀前半まで）、ドゥオンラム村の集落はそれぞれ独立した村落で、モンフ集落、ドンサン集落など各村落の入り口には門がありました。現在ドゥオンラム村に残されているのは、モンフ集落のこの門のみです。門は、日の出と共に開け、日没と共に閉じていました。門が閉じた後に村に戻った時は、クアン（Quán）と呼ばれる建物で日の出を待たなければならなかったそうです。モンフ門の脇には、村を見守っているかのような大きいガジュマルの木がそびえています。
　観光客は門の手前で入村料を払い、門をくぐります。

門の脇（外側）に立つガジュマルの木 撮影：2012年12月16日

モンフ門	池の縁を歩くアヒル
撮影：2012年12月16日

門をくぐると右側には蓮池がある。 夏には池いっぱいに葉が茂り、ピンク色の蓮が咲く。 撮影：2012年12月16日

門の内側より。 撮影：2012年12月16日