ガック

(和名 ナンバンカラスウリ)

Gấc

 
ハノイ市内でも、ガックがなる様子が見られる。
撮影:2014年11月26日
場所:キンマ通り、ハノイ
 
 

ベトナムを中心に、東南アジアに広く自生しているウリ科の植物です。大きいものは長さが30㎝近く、表面は熟すとオレンジ色になり、イボイボがあります。果実を切ると、中には驚くほど色鮮やかな赤い衣に包まれた種が入っています。果肉の部分は食べずに、赤い衣の部分を取り出して料理に使います。ベトナムでは結婚式やテト、祭、命日などの時に、ガックで染めたおこわが作られます。日本でいう赤飯のような、おめでたい時や特別な日に登場する料理です。ガックは大変栄養価が高いと言われ、近年日本でも注目されています。

 ハノイ市内の寺院などではしばしば蔓棚を設けて栽培され、11月頃から熟します。

 

     
寺院につくられた蔓棚 
撮影:2012年12月7日
場所:トーコイ寺、ハノイ
撮影:2014年11月2日
場所:ビッカウ道館、ハノイ 


      
未熟な実
表面はかなり尖ったイボイボ
撮影:2014年11月26日
場所:キンマ通り、ハノイ 

撮影:2014年9月25日
場所:キンマ通り、ハノイ 


 市場(路上)で売られる様子
(1個3~5万d)
撮影:2014年9月6日
場所:ドンスアン市場近く、ハノイ
右手前の黒いのが種。
種のまわりの真っ赤な部分を料理に使う。
撮影:2014年10月17日 


 ベトナムには沢山の種類のおこわがある。
上)ココナッツ・黒豆・ガック
下)緑豆・トウモロコシ・ピーナッツ
撮影:2006年12月4日
 祭りのお供え。
ガックのおこわの上に鶏。
撮影:2013年2月17日
場所:フンフン神社、ドゥオンラム村、ハノイ
   
   
   
   


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