ハンドゥオン通り
ハンドゥオン通りのドゥオンとは砂糖の意味で、昔から、飴や、砂糖から作られる各種の食べ物が売られ、現在も果物などの砂糖漬けを売る店が軒を連ねています。またこの通りには、カウドン寺(Chùa Cầu Đông)という仏教寺院があります。李朝時代(1010~1225)に、トーリック川(Sông Tô Lịch)がハンドゥォン通りを横切る所に大きな石の橋がかけられ、タンロン城の東側を流れる川にかかる橋なので、カウドン(東橋)と呼ばれました。17世紀はじめ、その橋の近くにカウドン寺が建てられました。19世紀末にトーリック川の東側は埋め立てられてしまったので橋はなくなり、今は寺だけが残っています。この寺は城の東華門の近くにあったことから正式名を東門寺といいますが、一般にはカウドン寺と呼ばれています。1624年に造られた石碑「東門寺記」によると、カウドン寺はダオ・アン(Đạo Án)夫妻によって建てられ、後に拡張されたそうです。長い歴史を持つカウドン寺は何回も修復されていますが、最後の大修復は1817年で、現在の逆「T」字形の建物は、阮朝期(1802~1945)に多用された建築様式です。寺には、三世仏、阿弥陀三尊像、釈迦三尊像、他たくさんの仏像の他、チャン・トゥー・ド(陳守度Trần
Thủ Độ 1194-1264)とその妻の像があります。ここはハノイで唯一、陳朝設立の立役者チャン・トゥー・ドを祀る寺でもあります。チャン・トゥー・ドは、陳朝初代皇帝太宗(在位1225~1277)の叔父です。 <カウドン寺 住所> 38B Hàng Đường
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