ホアンキエム区警察署

Trụ Sở Công An Quận Hoàn Kiếm

 
 撮影:2011年12月17日

ホアンキエム湖畔の南西、レー・タイトー通りの角にあるフランス建築が、ホアンキエム区警察署です。フランス植民地時代初期の19世紀末に建てられ、当時はフランス警察署として使われていました。フランスが統治を始めた後も、ハノイの儒学者達は抗仏運動を行っていました。1906年、その活動の拠点であった玉山祠で行われていた集会は、フランス政権によって解散させられ、人々は湖に飛び込んで逃げようとしましたが、警察によって捕らえられました。

 建物はネオクラシック(新古典主義)様式で、最上部にマンサード屋根と呼ばれる屋根が設けられています。フランスは、入植初期にこの建築様式で多くの建物を造り、植民地政府の力をアピールしました。


  
2階正面には、
魔除けの”
泰山石敢當”の文字。
軒下には花模様のデザイン。
撮影:2014年9月13日
 
建物側面。
細部の白い装飾がアクセント。
撮影:2014年9月13日
 



 
撮影:2001年12月22日

 

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