ホーチミン博物館 Bảo Tàng Hồ Chí Minh 4階 4階の展示は、フロアの中心から外側に向かって三つのテーマのセクションに分けられ、全体に現代的なアートをふんだんに取り入れて、個性あるフロアになっています。 1.国内セクション(中心部に展示) 2.ホーチミンの歩みセクション(中心部の周りに展示) 3.世界セクション(一番外側に展示) ホーチミンの歩みを中心に、ベトナム国内と世界の出来事を織り交ぜて見ることで、ホーチミンの独立運動がどのように進行していったかを、総合的に見られるよう配置されています。 ◆ホーチミンの生家 1890~95、1901~06年
ゲアン省ナムダン県キムリエン村(Nghệ An,
Nam Đàn, Kim Liên)の藁葺の家を再現、両親が使った機織り機やハンモック、机や椅子などが展示されています。勤勉な儒学者であった父の質素な家です。(国内セクション)
宗主国フランスを政治活動の舞台としたホーチミンは、1919年フランス社会党に入り、1922年に植民地同盟を結成。その機関紙として1923年に「ル・パリア」を発行。(ホーチミンの歩みセクション)
第二次大戦の直前、スペインで内戦が勃発。1937年、右派のフランコ軍を支援するナチス・ドイツがゲルニカという町を爆撃しました。町が破壊され多数の市民が無差別に虐殺されたことに衝撃を受け、怒りを込めてピカソが描いたのがゲルニカです。世界におけるファシズムへの抵抗がホーチミン率いる独立運動に大きな影響を与えた出来事です。(世界セクション)
ホーチミンがパクボー洞窟(独立運動の秘密基地)で、テーブルや椅子として使ったという岩など。(国内セクション)
第二次大戦が勃発し、世界が連合国と枢軸国に分かれていた当時、中国の支援を得ることで連合国側に独立への協力を求めようと中国へ赴きますが、共産主義を警戒する中国国民党に逮捕、投獄されてしまいます。その獄中でホーチミンが書いた漢文の詩を集めた本です。表紙には、「体は獄中にあれども精神は外にある。」と記されています。 (ホーチミンの歩みセクション)
◆抗仏戦争 1946~1954年
◆抗米戦争 1954~1975年
◆1950,60年代の、南アメリカやアフリカでの独立運動のエネルギーを、火山の噴火で抽象的に表した展示。(世界セクション)
◆ ホーチミンが晩年(1960年代)に使用した帽子や人民服、ステッキ、サンダル。(ホーチミンの歩みセクション) ◆2001年、ホーチミンの生誕111年記念に、日本のベトナム情報交流会から贈られたホーチミンの肖像陶板。ほぼ等身大で、ホーチミンと握手をする形で記念撮影をする人々が多数見られます。(ホーチミンの歩みセクション)
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