ホータイ八角館

Nhà Bát Giác Hồ Tây

 
撮影:2008年2月21日 
 

ハノイで最も美しいとも言われるこのフレンチヴィラは、1898年、製紙業を営むフランス人 Henri Shneiderの邸宅として建てられ、La Villa Shneiderと呼ばれていました。1908年フランスによってLycée du Protectorat (チューヴァンアン高校の当初の名)が設立されてからは、フランス人校長の執務室として使われました。1954年のフランス撤退後、ベトナム戦争中は一般の人が住んだり、避難所としても使われていたようです。そしてハノイ市教育局の宿泊所として使われた時期もありましたが、長い間使用されず、1999年フランスの援助で修復後、チューヴァンアン高校の図書館として使われるようになりました。

西湖の東南端から湖沿いの道を西に向かって歩くと、チューヴァンアン高校の敷地内にあります。建物の正面玄関は湖向きに建てられ、左右のゆるやかな階段がエントランスポーチへとつながっています。玄関の扉は「寿」の字がデザインされたベトナム風ですが、そのほかは西洋風の瀟洒な装飾にあふれています。


 
 「寿」の字がデザインされた扉。
手前の壁には、1999年に修築されたことを示すプレートがある。
 エントランス
撮影:2012年2月6日 

    
 エントランスポーチ
撮影:2012年2月6日
ピンク色の壁と、白い繊細な装飾が美しい
撮影:2008年2月21日 

 

 
 撮影:2012年2月6日

 
 西湖に映る八角館
撮影:2012年2月6日


参考資料: 20111121日付 Đất Việt 新聞
     『建築のハノイ』増田彰久、大田省一 白楊社 2006


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