日時   2017年1月19日(木)  9時半~11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   大西和彦先生
 テーマ

 ベトナムのテト

今回の講演会は大西先生をお迎えし、ベトナムのテトについてお話頂きました。

ベトナムのテトの祭礼と行事について、またバインチュン(Bánh Chưng)などの正月料理の準備、年神様の送迎などテト行事の重大さ、そしてベトナム人の様々な生活習慣の視点から解説をして頂きました。



 日時   2017年5月11日(木)  9時半~11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師  小松みゆきさん
 テーマ

 私ノ父は日本人デス
 -残留日本人とベトナム人の家族-

今回の講演会は小松みゆきさんをお迎えし、日本人残留兵とベトナムの家族についてお話頂きました。
小松さんは日本語教師としてハノイで働くかたわら、残留日本兵やその家族について調査、取材を行ってきました。

戦争という歴史の中で引き裂かれた家族がいたという事実、また偏見や差別を受けた家族の苦悩など、小松さんの講演を拝聴し、歴史に埋もれてきた事実を知る事が出来ました。


 日時   2017年6月29日(木)  9時半~11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   大西和彦先生
 テーマ

 ベトナムの海神四位聖娘信仰とその背景

今回の講演会は大西先生をお迎えし、ベトナムの海神四位聖娘の信仰とその背景について講演して頂きました。
長く海神への信仰を持たなかったベトナム人が四位聖娘を信仰し続けたのか、またその背景として中国との関係が強く、中国から継承した技能は保持し、ベトナムで土着した華人の影響だという事が理解できました。

 

 日時   2017年12月14日(木)  9時半~11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   大西和彦先生
 テーマ

 ことわざから見るベトナム人

今回の講演会は大西先生をお迎えし、「ことわざから見るベトナム人」というテーマについて講演して頂きました。
ベトナムには“Nhp gia tuy tc ”入家随俗ということわざがあります。訳すと、「家の入れば、その家のしきたりに従う」、日本のことわざで表すと「郷に入れば郷に従え」と等しい意味になります。
日本において、しきたりに従う対象は「郷」という「社会」ですが、ベトナムではより小さな「家」が対象となり、ベトナム人にとって世間という概念が希薄であり、郷=我が家であり、家族への信頼が一番大きいという事がことわざから理解する事ができます。ベトナムのことわざは大きく分けて漢字起源とモン・クメール系の言葉で表現した物と2種類あるそうです。
漢字起源からくることわざはベトナム人の建前であり身近な現象で再解釈されており、モン・クメール系はベトナム人の本音であり、願望や物事への評価を見ることができるそうです。これらのことから、ベトナム人にとって『ことわざ』というものは、建前と本音の集結と表出であるという事が理解できました。


inserted by FC2 system