レーニン公園

Công Viên Lê-Nin

 
撮影:2010年6月1日 

 

レーニン公園は、軍事博物館の前のディエンビエンフー通りを挟んだ向かいにあります。もともとグエン朝時代ハノイ城の南端に位置した場所ですが、象湖と呼ばれる池がありました。(グエン朝時代、皇帝の乗り物は象でした。)  20世紀はじめ、フランスは池を埋め立て、ここに戦死したフランス兵士を追悼するための記念碑を建てました。

  フランスが撤退、ベトナム戦争が終結し、1979年中越戦争が終わった後、他の社会主義国にならってレーニン像を建てたようです(198081年頃)。デザインは1970年代ハノイの都市計画を任されていたロシア人イサコヴィッチ(Isakovich)、彫刻師はチュレンコフという人です。旧ソ連はベトナムの都市計画に協力して、ホーチミン廟、越ソ文化宮(現 友好文化会館)、その他多くのアパートなどの建築を助けました。

  レーニン像がなぜこの場所に建てられたのか、その理由は不明ですが、旧ソ連崩壊の折、世界各地にあったレーニン像が次々引き倒されたのに対し、ここハノイのレーニン像がこうして無事に在るのは興味深いことです。レーニンはもちろん、北(ロシア)の方を向いています。

       
 レーニン像の後ろにはヤシの木がそびえ、
緑豊かな空間
 ベトナムの寺院を思わせる東屋
人々の憩いの場
撮影:2012年7月3日 


   
 公園内にある菩提樹の巨木
撮影:2012年7月3日
 


 

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