モモタマナ(コバテイシ)

Cây Bàng

 
 3月下旬頃、いっせいに上に向けて
黄緑色の芽を吹く。
撮影:2012年3月31日
 

枝が水平に広く伸び、大きい葉で涼しげな木陰をつくる木です。通りや公園、学校などいたる所で見られます。実はちょっと苦いそうですが、ベトナムでは昔、子供たちは実をとって食べたそうです。

3月下旬、暖かくなると一斉に鮮やかな黄緑色の新芽が上に向かって出てきます。あっという間に葉は大きくなり、4月下旬本格的に暑くなる頃にはよく日陰をつくる緑陰樹です。穂状に小さな白い花が咲き、その後モモの種のような形の実ができます。秋には、熱帯の樹木としては珍しく紅葉します。といってもハノイでは、日本人の想像する紅葉よりだいぶ地味で、葉がいっせいに紅葉するのではなく、緑の葉と混在するような状態が見られます。冬には落葉します。



 
美しい新緑
撮影:2012年4月21日
 

 小さな花が穂状に咲く。
撮影:2012年4月25日
 


 

   
 桃の種のような形の実
撮影:2013年5月15日
場所:ホーチミン博物館ゴックハー通り側、ハノイ
間隔をあけて水平に3段にのびた枝 
撮影:2012年4月25日
場所:
クアンタイン(Quán Thánh)通り,Hà Nội 
 


      
 木陰のビアホイ
撮影:2010年4月25日
場所:
ダオタン(Đào Tấn)通り, Hà Nội
モモタマナはハノイの旧市街でよく見られる。
斜めになって、向かい側の建物に寄り掛かる。
枝が階段状にならない木もある。
撮影:2012年6月29日
場所:チャーカー(Chả Cá)通り、ハノイ


 緑の葉との混在した紅葉。
撮影:2011年11月21日


   
  冬になると、色はくすんできます。
撮影:2011年12月21日
場所:ハノイ城
, Hà Nội 


   
 落葉
撮影:2011年12月21日
場所:ホアンジエウ(
Hoàng Diệu)通り, Hà Nội
 



 
撮影:2012年3月18日
場所:ハノイ大教会脇,
Hà Nội




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