モンキーポッド(アメリカネムノキ) Muồng Ngủ, Còng
植物園に、ひときわ太い枝を広げた見応えたっぷりの巨木があります。ホアンホアタム通り側の門から入り、入園券を買って進むとすぐ右側の、沢山の着生植物に覆われた木、これがモンキーポッドです。冬には葉をほぼ落とし、夏には豊かに葉が茂ります。傘のような樹冠で、熱帯地域でしばしば緑陰樹として植えられますが、ハノイ市内では植物園以外ではあまり見られません。びっしりと着生しているのはバーズネストファーンなどのシダ植物で、名のとおり、鳥の巣のように着生しています。着生植物は寄生植物と異なり、着生している樹木から栄養を取るのではなく自ら枯葉などを貯めて養分とし、場所を借りているだけなのだそうです。モンキーポッドの葉は、日の出とともに開き、午後になると閉じ、また降雨前にも葉が閉じると言われ、レインツリー (rain tree) とも呼ばれます。樹高は25mほどになると言われます。モンキーポッドの名は、サルがこの実を好んで食べるからだそうで、ベトナム語の ngủ は“眠い”という意味です。日立のCMに登場する木と同種の木です。 学名:Samanea Saman(Jacq.)Merr
植物園所在地: 3 Hoàng Hoa
Thắm
または 2 Ngọc Hà,
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