サオデン
(フタバガキ科の樹木)

Sao Đen

 
 黒い幹が一直線に並ぶ,、木に囲まれた通り
撮影:2012年9月18日
場所:ロードゥック通り、ハノイ

サオデンといえば、ハノイではロードゥック(Lò Đúc)通りが有名です。南北に走るこの道の両側に、真直ぐに空高く黒い幹を伸ばし整列する姿は、独特の雰囲気があります。東南アジアの熱帯域が原産で、ベトナム南部からハノイに持ち込まれて初めて植えられたのがロードゥック通りだったそうで、樹齢は百年を超えると言われています。東南アジアの森林に多いフタバガキ科の一種で、ベトナムでは主に南部に分布し、ホーチミン市中心部では多く見られます。(統一会堂と大聖堂の間の公園は、サオデンの林です。)

ハノイ市内では、現在ではロードゥック以外に、一柱寺近くのバーフエンタインクアン通り、チュアモッコッ通りなどにも植えられています。
 英語では、Black Star Tree と呼ばれるようです。

 

     
 サオデンの葉
撮影:2012年9月18日
場所:ロードゥック通り、ハノイ
 


      
 撮影:2013年5月6日
場所:ロードゥック通り、ハノイ
撮影:2012年5月12日
場所:ロードゥック通り、ハノイ 


   
 撮影:2013年5月6日
場所:ロードゥック通り、ハノイ
 
 


   
 冬は若干、葉が少なくなり、色もあせる。
撮影:2014年2月24日
場所:ロードゥック通り、ハノイ
 


      
 ”SAO ĐEN
Hopea odorata Roxb
Họ Dầu (Dipterocarpaceae)”
と記されている。
撮影:2014年3月30日
場所:植物園、ハノイ
樹皮は黒く、縦に割れている。
撮影:2012年9月18日
場所:ロードゥック通り、ハノイ
 
   
   



参考資料Vietnam Cultural Window No.115 November/December 2011

        『東南アジア樹木紀行』 渡辺弘之著、昭和堂、2005年




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