サオデン
サオデンといえば、ハノイではロードゥック(Lò Đúc)通りが有名です。南北に走るこの道の両側に、真直ぐに空高く黒い幹を伸ばし整列する姿は、独特の雰囲気があります。東南アジアの熱帯域が原産で、ベトナム南部からハノイに持ち込まれて初めて植えられたのがロードゥック通りだったそうで、樹齢は百年を超えると言われています。東南アジアの森林に多いフタバガキ科の一種で、ベトナムでは主に南部に分布し、ホーチミン市中心部では多く見られます。(統一会堂と大聖堂の間の公園は、サオデンの林です。) ハノイ市内では、現在ではロードゥック以外に、一柱寺近くのバーフエンタインクアン通り、チュアモッコッ通りなどにも植えられています。
参考資料:Vietnam Cultural Window No.115 November/December 2011 ハノイの樹木へ |
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