タビビトノキ(旅人の木)

Chuối rẻ quạt

   
 左右に葉を広げた姿は優雅
撮影:2014年8月23日
場所:チャンフンダオ通り、ハノイ
 

 櫂(かい)の形に似た葉を扇のように広げた、目をひきつける木です。ヤシのようにも見えますがヤシ科ではなく、ゴクラクチョウカ科に属します。葉柄の中に雨水をためることができ、葉柄を切ると水が出てきて旅人がのどを潤したことからこの名がついたと言われます。葉が東西に広がるから方向を知ることができるからタビビトノキと命名されたとの説もあるようですが、実際に観察すると、葉は様々な方向に広がっているように思えます。花はストレリチア(極楽鳥花)のような花が咲きます。

ベトナム語のChuối はバナナ、rẻ quạtは扇子の骨の意味です。

英名:Traveler’s Palm

     
 蕾は葉柄の中央付近から出る。
撮影:2014年8月22日
場所:ラックロンクアン通り近く、ハノイ
ストレリチアに似た花
撮影:2013年10月30日
場所:ラックロンクアン通り近く、ハノイ 


     
 葉の形は櫂のよう。
バナナの葉にも似る。
撮影:2014年8月16日
場所:メトロポールホテル、ハノイ
 葉があまり左右に広がっていない場合も。
撮影:2014年5月27日
場所:動物園、ハノイ


   
 撮影:2014年7月12日
場所:ホーチミン博物館裏、ハノイ
 


   
 駅の線路際に植えられ、旅人を迎えている。
撮影:2014年5月31日
場所:ハイフォン駅
 






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