タガヤサン(鉄刀木)
Muồng Đen

 
 撮影:2012年9月29日
場所:トゥーレ(Thủ Lệ)動物園、ハノイ

 タガヤサンは唐木の一つで、マメ科、常緑広葉樹の高木(1520m)です。ベトナムでは仏領時代に緑陰樹として植えられ、ハノイ市内では、街路や公園など至る所で見られます。木材が重くて堅く、“鉄の刀”のようだと形容されることから、鉄刀木の漢字があてられています。ハノイでは、6月から秋(11月頃)にかけて、木の高いところに黄色い花を咲かせます。6月頃咲きだす黄炎木と混同しやすいですが、黄炎木は花弁が縮れているのに対し、タガヤサンは丸い花弁です。

英名:Bombay Black wood

※ 唐木とは、熱帯地方から日本へ輸入される銘木全般の総称で、昔、中国を経て輸入されたことから「唐木」と呼ばれています。そのうちシタン、コクタン、タガヤサンが「唐木三大銘木」とされています。



 花弁は5枚
長さの異なる雄蕊を持つ。
撮影:2012年8月24日
場所:ゴックカイン(Ngọc Khánh)湖畔、ハノイ
丸い蕾
撮影:2012年8月15日
場所:グエンチータイン(Nguyễn Chí Thanh)通り、ハノイ 


 花の後に、莢をつける。
撮影:2012年9月29日
場所:トゥーレ(Thủ Lệ)動物園、ハノイ
 やがて莢は茶色くなる。
撮影:2012年7月2日
場所:グエンチータイン(Nguyễn Chí Thanh)通り、ハノイ 


       
 撮影:2012年8月15日
場所:グエンチータイン(Nguyễn Chí Thanh)通り、
ハノイ
”ベトナム名:Muồng Đen
学名: Senna Siamea"
と記されている。
撮影:2010年5月16日
場所:トゥーレ(Thủ Lệ)動物園、ハノイ
 


   
木の上の方に沢山花をつける。
撮影:2012年9月29日
場所:トゥーレ(Thủ Lệ)動物園、ハノイ
 
 


   
 撮影:2012年9月29日
場所:トゥーレ(Thủ Lệ)動物園、ハノイ
 







ハノイの樹木へ


ハノイ歴史研究会トップページへ
 このページのトップへ



Copyright (c) 2011 Hanoi Rekishi Kenkyukai All Rights Reserved



inserted by FC2 system