民族学博物館(ベトナム・ハノイ)
ターイ族はタイー・ターイ語系に属し、人口約155万(2009年)で、ベトナムでベト族、タイー族に次いで3番目に人口の多い民族です。父系制で、ベトナム北西部のソンラー省、ライチャウ省、イエンバイ省の他、ホアビン省、タインホア省、ゲアン省などに居住しています。 ターイ族は伝統的に高床式の家に住みますが、その中でも黒ターイ族の家は、屋根が亀の形をしているのが特徴です。これは昔、亀が家の建て方を教えたという伝説が伝えられているためです。この家は、1997年にソンラー省トゥアンチャウ区のトム村の大工によって建てられました。屋根の上のカウクット(Khau cút)と呼ばれる装飾や窓の模様は、家主の社会的地位などを表します。床は、展示スペースの都合上低くしてあります。 カウクットは、二つの竹や木を交差して作られます。様々な形やモチーフがありますが、展示の家に掲げられているものは、高貴な家に使われる蓮の花です。新婚の家では、幸せを願って妊婦の姿をデザインしたりします。
民族学博物館トップページへ |
|||||||||||||||||||
ハノイ歴史研究会トップページへ | |||||||||||||||||||
このページのトップへ |
|||||||||||||||||||
Copyright (c) 2011 Hanoi Rekishi Kenkyukai All Rights Reserved |