民族学博物館(ベトナム・ハノイ)

ベト族(キン族)

Người ViệtKinh

 
 水上人形劇の水亭
撮影:2012年11月17日
場所:民族学博物館、ハノイ

ベト族はベトナムの人口の約86%を占め、人口約7400万(2009年)、平野部や山の中腹、海浜部など全国至る所に居住しています。ベトナムの最初の国家形式は紀元前に遡り、村が基本的な居住単位で、農業や手工業、小売りを職業としました。村には通常、ディンと呼ばれる村の城こう神を祀る所、仏教寺院、聖人や歴史上の英雄または文化的な名士を祀る神社があります。村はベト族の伝統的な文化・社会が保持された所です。長い歴史の中で、中華、インド、西洋の文化を受け入れ、言語としては、漢字やチューノム、クオックグーが重要な役割を果たしてきました。
 
 館内には、ベト族のノン笠作りの様子や、ドンホー版画、漆芸、陶芸、木彫り、銅の鋳造など種々の手工芸の他、聖母道信仰などの展示があります。
 
 ベト族の家(屋外):展示の家は、20世紀前半にタインホア省で建てられたかなり裕福な家です。母屋は5間で1906年に建てられました。母屋には先祖を祀る祭壇があり、客間兼家長が使う部屋でもあります。祭壇には100年以上前の木の彫刻が溢れ、漢字もあります。母屋と別棟と台所はU字形に配置され、間は中庭になっています。ベト族の農村でよく見られる伝統的な居住様式です。


   
 ベト族の家
撮影:2013年4月5日
場所:民族学博物館、ハノイ
 
     
祖先を祀る祭壇(母屋)と炊事場
撮影:2014年9月10日
場所:民族学博物館、ハノイ
 


   
 聖母道の展示
撮影:2012年3月18日
場所:民族学博物館、ハノイ
 


   
 魚やエビ捕り籠を満載した自転車
撮影:2012年5月10日
場所:民族学博物館
ノン笠作り
撮影:2012年8月25日
場所:民族学博物館、ハノイ 


   
薬草園
撮影:2012年11月17日
場所:民族学博物館、ハノイ
 
 
   
   






 民族学博物館トップページへ




ハノイ歴史研究会トップページへ
 このページのトップへ



Copyright (c) 2011 Hanoi Rekishi Kenkyukai All Rights Reserved



inserted by FC2 system