ドライマホガニー(アフリカンマホガニー)

Cây Xà Cừ

 
 キンマー通りのサークー並木
撮影:2012年11月17日
場所:キンマー通(Kim Mã)り、ハノイ

ハノイの街路樹で最も多く見られる木の一つです。”Cây” はベトナム語で木という意味で、ベトナムでは”カイーサークー”と呼ばれます。常緑広葉樹、高木で、ハノイでは20mほどの木が見られます。学名をKhaya senegalensisというように、アフリカのセネガルなどが原産の木です。もともとは仏領時代に、ベトナムと同じくフランスの統治下にあった西アフリカから輸入され、景観樹、緑陰樹として植えられたようです。ハノイ市中心部のバーチエウ(Bà Triệu)通りをはじめ多くの通りに、年月を感じさせる大木がそびえています。
 常緑樹は、一年中緑の葉をつけているという意味ですが、葉を落とさないわけではなく、古い葉が落ち、新しい葉に入れ替わります。サークーは、ハノイでは暑くなる直前の3月後半から4月初め、新芽が出始めると、古い葉の一部が黄色くなり落葉します。56月頃には小さな花が咲き、秋には実をつけます。
 マホガニーといえば高級木材ですが、ドライマホガニーも家具などに利用されています。

      
 4対か5対の羽状複葉
撮影:2011年8月2日
場所:ザンボー(Giảng Võ)通り、ハノイ
別名をSọ Khỉ という。
Sọ Khiとは”猿の頭蓋骨”という意味。
樹皮が、頭蓋骨のようにひび割れているから。
撮影:2012年9月10日
場所:植物園(Vườn Bách Thảo)、ハノイ


大変小さな花
花期には下に沢山落ちるので気がつく。
撮影:2014年5月27日
場所:カウザイ交差点近く、ハノイ
 
撮影:2012年6月12日
場所:チャンニャントン(Trần Nhân Tông)通り、
ハノイ
 


     
撮影:2012年11月17日
場所:植物園(Vườn Bách Thảo)、ハノイ 
 2㎝ほどの実をつける。
撮影:2012年12月10日
場所:トゥーレ動物園(Vườn Thủ Lệ)、ハノイ


     
 黄葉
撮影:2013年3月20日
場所:ドックラップ(Độc Lập)通り、ハノイ
黄葉
落葉の時期は、落ち葉掃除がけっこうたいへんのよう。
撮影: 2012年4月21日

場所:トゥーレ動物園(Vườn Thủ Lệ)、ハノイ


 赤ぽい色の新芽
手前は古い深緑の葉。
撮影:2013年4月9日
場所:デンヴォイフック(Đền Voi Phục)、ハノイ
新緑
撮影:2013年4月7日
場所:植物園(Vườn Bách Thảo)、ハノイ 


     
街の中心部にひときわ高くそびえる。
 撮影:2012年6月12日
場所:バーチエウ(Bà Triệu)通り、ハノイ
枝は複雑に伸びる。
撮影:2012年5月19日
場所:ハイバーチュン(Hai Bà Trưng)通り、ハノイ 


   
樹径は1mを超え、根元は大きく広がり、大木を支えている。
撮影:2012年9月10日

場所:植物園(Vườn Bách Thảo)、ハノイ 
 


   
 ラータイン(羅城)通りは、その名のとおり、昔のハノイ城の城塁だった。
家具屋が軒を連ねる道の両側に、サークー並木が続く。
撮影:2013年4月13日
場所:ラータイン(La Thành)通り、ハノイ
 


   
 2012年当時のブオイ通りのサークー並木。
2013年初め、ダオタン(Đào Tấn)通りと立体交差にするため、
ブオイ通りのこの部分の並木は、残念ながら取り除かれた。
撮影:2012年5月4日
場所:ブオイ(Bưởi)通り、ハノイ
 







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