シダレヤナギ(枝垂柳) Liễu Rủ 柳といえば、ハノイではホアンキエム湖に垂れ下がる様子が印象的です。湿地でも根腐れせず良く生育するため、湖や川などのほとりによく植えられています。夏場は特に、風に揺れる姿は涼しげで、水辺がよく似合います。樹高は5~10m程度とそれほど高くはならず、幹も比較的細く、上の方から非常に細い枝が垂れ下がります。葉は周囲に鋸歯のある細長い形で、枝に交互につきます。柳は春に花が咲きますが、ハノイでは花はあまり見られないようです。 日本大使館のあるリエウザーイ(Liễu Giai柳街)通りの名は、伝承によれば、李朝時代(1010~1225)、タンロン城の西に柳の木を植えた通りをつくり、“柳”の地名が残ったことに由来します。東側の槐(えんじゅ)を植えた通りと対につくられたといいます。現在ではリエウザーイ通りに柳はなく、通り名のみ残されています。
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