火炎樹
Hoa Phượng
開花:5~6月
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撮影:2011年5月29日
場所:Thủ Lệ湖畔、Hà Nội |
ハノイが本格的な夏を迎えると、街は鮮やかな緋色に包まれます。バンランと競うように咲き誇るこの花は、正しくは鳳凰木ですが、ハノイでは一般に火炎樹と呼ばれています。熱帯三大花木の一つです。ベトナム語のPhượngは漢字の「鳳」にあたり、鳳凰は中国の伝説上の鳥です。花の形が、鳳凰が羽根を広げた姿に似ていることから名付けられたといいます。
ベトナムの学校は9月始まりで開花時期が卒業の時期にあたるため、バンランと同様「学生の花」「卒業の花」と呼ばれます。また試験の時期でもあることから、「(試験で)心配な花」、「(もうすぐ夏休みで)嬉しい花」、「(友達や学校と別れる)悲しい花」など、学生にとってはいろいろな気持ちが込められる花のようです。
5枚の花弁のうち一枚は白く、赤い斑点と黄色が入り、遠くから木全体を見るとところどころ白く見えます。花が咲いたあとは、長い豆のさやができて垂れ下がります。
ホアンキエム湖をはじめ、ハノイ市内至る所で見られます。また、ベトナム北部のハイフォン市(Hải Phòng)は、火炎樹が綺麗なことで有名です。
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5枚の花弁のうち一枚は他と色が違い、また縮れている。
「旗弁」といって雄蕊が花弁化したもので、花の真ん中辺に、
雄蕊に混じって立ち上がっていることが多い。
虫や鳥に、蜜の場所を知らせる旗印のようなものだそう。
撮影:2012年5月8日
場所:ホアンキエム湖畔、Hà Nội |
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青空に映える。
撮影:2003年5月11日 |
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バンランをバックに。
撮影:2011年5月30日
場所:Thủ Lệ湖畔、Hà Nội |
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火炎樹のパラソル
撮影:2008年5月18日
場所:Thủ Lệ湖、Hà Nội |
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涼しげに湖面に垂れ下がる。
撮影:2011年5月30日
場所:Thủ Lệ湖、Hà Nội |
赤く染まった道
撮影:2011年5月26日
場所:Lý Thường Kiệt 通り、Hà Nội |
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規則正しく並んだ小葉。
小葉の長さは1㎝未満。 |
小葉がまとまって、一枚の葉。 |
撮影:2012年5月27日 |
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花が終わると黄葉し、小葉が舞い落ちる。
撮影:2012年8月2日
場所:ロンビエン橋近く、ハノイ |
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花が終わると、明るい黄緑色の莢ができる。
撮影:2014年9月15日
場所:統一公園、ハノイ |
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鞘はやがて黒くなる。
撮影:2011年11月16日 |
鞘は大きいものは40センチほどもあり、
中はたくさんの小部屋に分かれている。
撮影:2012年5月7日 |
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翌シーズン、
鞘をつけたまま花を咲かせる。
撮影:2012年5月9日
場所:ダイウーホテル、Hà Nội |
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去年はあまり綺麗に咲かなかった火炎樹が、
2013年は、色がとても濃く鮮やかで見事!
”逆さ火炎樹”!
撮影:2013年5月11日、場所:統一公園、ハノイ |
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