日時   2018年1月18日(木)  9時半〜11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   大西和彦先生
 テーマ

 ベトナムのテト

大西先生よりテトについてお話頂きました。
テトの行事は旧暦12月23日竈の神様の送神から始まり、竈神の代わりに魔除けの桃の木を飾り、正月の準備を行います。
正月になると主人と相性の良い人物を選び、互いの家を訪問し、そしてお年玉を渡したり、正月料理のバインチュンなど食べ、多くのベトナム人は故郷で過ごします。
その他に今年の干支、戌についてもお話頂きました。

ベトナムの旧正月テトーハノイ歴史研究会

 日時   2018年4月19日(木)  9時半〜11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   大西和彦先生
 テーマ

 北部ベトナムにおける九天玄女信仰

今回の講演会は大西先生をお迎えし、北部ベトナムにおける九天玄女信仰の発展についてお話頂きました。道教の女神でもあり軍神でもある九天玄女は、現在のベトナムにおいて多様な職業の守護神となっています。北部では12世紀にリー朝の朝廷で信仰され、中・南部では17世紀にグエン氏広南国の軍隊で広まったのがこの信仰の始まりと言われています。正月行事カイネウも軍神である九天玄女信仰に基づき、魔除けの意味として派生したものであり、ベトナム人の信仰の深さを垣間見ることができました。

 

 

 日時   2018年5月17日(木)  9時半〜11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   難波ちづる先生
 テーマ

アジア・太平洋戦争期ベトナムにおけるフランスと日本の共同統治

今回は慶応義塾大学経済学部准教授である難波ちづる先生をお招きし、アジア・太平洋戦争期ベトナムにおけるフランスと日本の共同統治について講演して頂きました。

共同統治に至るまでの日本とフランスの背景から始まり、日常的「共存」がどのように成り立っていたのか、また統治されていたベトナムの人々の立場など大変興味深いお話をして頂きました。また日本とフランスが日常的「共存」していた時代に日仏の文化戦略によって、ベトナム、ラオス、カンボジアへのそれぞれに影響を与えていたという事を学ぶ事ができました。


 日時   2018年6月21日(木)  9時半〜11時45分
 場所  ベトナム日本文化交流センター
 講師   小松みゆき先生
 テーマ

  ベトナム残留日本兵と残された家族の戦後

今回の講演会は小松みゆきさんをお迎えし、ベトナム残留日本兵と残された家族の戦後についてお話頂きました。
天皇皇后両陛下の訪越にて日本のマスコミに取り上げられ、このような歴史がある事を知った方々も多かったと思います。
戦争という歴史の中で、家族と引き裂かれた事実、また差別の中で生き抜いていかなければならない妻子の苦悩など学ぶ事が出来ました。
長い年月を経て父の国に訪問が実現し、父の墓参りや異母兄弟の面会が実現した方々の姿を忘れることはできません。

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