端午節 Tết Đoan Ngọ 旧暦5月5日
端午の節句はもともと中国の風習です。端午というのは、もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、5月5日のことではありませんでしたが、午(ご)と五(ご)の音が同じことから、5月5日を意味するようになったと伝えられています。陰陽道では奇数が重なる日は陽気が強すぎて不安定であり、さらに「5」の重なる5月5日は陽気旺盛な日とされ、邪気を祓う祭が行われていました。 ベトナムでは、昔はテト(旧正月)の次に大切な行事だったようで、この時期は夏の始まりで病気になりやすく、疫病をはらうため虫よけの風習がありました。体内の虫(寄生虫)を殺すために、もち米のお酒を飲み、そのあと、酸っぱい果物(スモモや桃、熟していないパパイヤやマンゴなど)を食べます。そのため、Tết giết sâu bọ(giết=殺す、
sâu
bọ=虫)とも呼ばれています。
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