乾海夫人の伝説


陳朝の皇帝チャン・アイントン(陳英宗・在位1293-1314)の時代、中国、南宋の公主と娘達が、モンゴル軍との崖(がい)(中国広東省)の戦いに敗れたのち、海に逃れ命を絶ちました。チャン・アイントンがチャンパ遠征中、乾海華僑の集住地があった:ゲアン省で公主の夢を見て、海神としてベトナム各地に祀るよう命じました。ベトナムの史書に初めて現れれる海神です。「大乾四位聖娘(Tứ Vị Thánh Nương)」の名が授けられ、「乾海夫人(Câu Hải Phu Nhân)」とも呼ばれました。ベトナム人が不得手だった造船、航海技術を華人から取り込もうという考えが伺われる伝説です。



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参考資料: 『歩こうハノイ⑤ 旧市街・白馬祠周辺を歩こう』 ハノイ歴史研究会 2006




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